top of page
検索

令和7年9月12日(金)、敷島南小学校で、5年生69名に、いのちの授業を行いました。

  • 執筆者の写真: 若尾
    若尾
  • 2 時間前
  • 読了時間: 6分

 令和7年9月12日、山梨県の中央から北部に延びる甲斐市の南部に位置する甲斐市立敷島南小学校で、5年生69名に、いのちの授業を行ってきました。

 

 学校教育目標を

  『豊かな人間性とたくましく生きぬく力を身につける子どもの育成』とし、

 

 具体的目標を

  「目指す子ども像」

   ☆明るく健やかな子ども

   ☆心豊かで思いやりのある子ども

   ☆よく学びよく考える子ども

   ☆進んで行動しやりぬく子ども

  に置き、

 地域との連携を通し、特に人権を尊重し、生命を尊ぶ人間教育活動、そして、個々の能力、個性を生かす教育活動を実践している学校でした。


 今回もいつもの様に、命について、教え、伝え、理解させる授業ではなく、語り手の命に対する考え、価値観を伝えることを避け、事例そのものに触れてもらい、子ども達自ら考え、気づき、発言する場としました。同時に、子ども達が既に心に内包している命に対する思い、感性を尊重し、引き出す授業としました。


 授業の概要として、

  ・何気ない日常の中に気づく命

    (特別な出来事に触れるのではなく、命と触れ合うことが出来る環境、出来事が、

     何気ない日常の身の周りに存在することに気づく)

  ・心の目で友達を見ることの意味

    (心の目で見ることで、大きく変容する人間関係、心の目で何が見えてくるだろう)

  ・家族を失い、家を失う等、甚大な被災を受けた子ども達の命のメッセージ

    (苦しさ、辛さ、悲しみの中に在っても尚、生きる意味、生きる価値、生きる喜

     びを見出している、正に真の命の力に触れる)

 を、子ども達と考える場としました。


 授業に触れ、生徒さん方が気づいた、又心の中から自ら引き出した思いを手紙に綴ってくれました。以下ご紹介させて頂きます。

 (尚、掲載につきましては、学校側のご了承を頂いております。、又、手紙の掲載は全体の

  一部とし、更に掲載内容を手紙全体の一部抜粋とさせて頂きました)



『私たちは、みな母から生まれた存在。命はみな平等だということが、改めてよく分かりました。世の中には、罪を犯してしまう人もいて、同じあやまちをくり返してしまう人もいる。だけど、罪をつぐない、しっかり社会に出て、しっかり働く、そうすれば罪をおかした人も平等な命になれるんじゃないか、わたしはそう思いました』


『命は当たり前だと思っていました。けれど、今回の授業で、命というのはかけがえのなく、世界一大切なものだと気づけました。・・・。今回の授業を受け、どんな命でも平等な価値観で接していきたいと思いました』


『私は、この授業を受けて思ったことがあります。最初は、命って本当に大切なの?と思っていました。だけど、今回の授業を受けて、命の大切さに気づくことができました』


『いのちの授業を受けて、今まで自分は、おこられたり、失敗すると、「なんで失敗したの!!」、「自分には生きる価値なんてない」と心の中で思ったり、ときには自分で自分をたたいたり、ひっかいたりしたときもありました。・・・。けど、若尾さんの授業を受けて、生きる価値のない人はいないと気づきました。おどろくほどすんなりと、今日の内容が頭や心に入ってきました。これからは自分を責めないように生きたいです』


『私は前、悪口を言われていました。少しだけ言われていたけど、私はもうげんかいでした。でも、今日この授業を受けて、よくわかりました。「生きる価値のない人はいない」という言葉を聞いて、私はとても救われました。もし、これから私が中学生・高校生となって、もしいのちの授業をまた聞く機会があればうれしいです』


『私は昔から自分の事が嫌いで、小学2年生くらいの時、母にポロリと「死にたい」といったことがあったのですが、その時母はすごく怒っていたけれど、その時の私にはその意味がわからなかったんです。でも、今回の授業でよくわかったりしました。死んでしまったら、感じることのできないことがあるし、生きているから楽しめる、生きているから一つの希望があるということを』


『私は、命は大切と頭には入っていましたが、心にしっかりとは入っていませんでした。たぶん、いのちの授業をしていなければ、命についてしっかりと考えたことはないと思います。又、今まで、「命は大切」ということを教えてもらっていました。だから、いのちの授業の最初は、「命は人に教えてもらうものじゃない」と言われたときはどういうことだろうと思っていましたが、色々なことを考えていくと、人に教えてもらうよりも、自分で考える方が、本当の命の大切さが分かりました』


『私は生きているのがいやになったことがありました。なので、命について深く考えたことは、あまりありませんでした。そんな中、この授業を受けて、命についての考えが変わりました。命についての質問をされたとき、すぐに出てこなくて、もっと命について考えないと、と思いスイッチが入れ替わったみたいになりました』


『私はいのちの授業をして、命への思いが変わりました。命は大切と思っていたけど、なぜ大切かと聞かれると、あまり思いついたりしませんでした。だけど、授業を受けて、親が気持ちを込めて育ててくれた自分、そして、いろんな人に支えてもらったからある命だから、命も自分の事も大切にしないとな、と思いました』


『私は授業を受けて、少し涙が出ました。今まで友達関係で悩みがあったり、色々と不安がありました。ですが、命には希望、夢があるということを聞いて、「そうだ、私の命はまだまだがんばれる、まだ希望や夢はあるんだ」と勇気を持てました。本当に、その言葉に助けられました。とても感謝しています。これからも自分を信じて、勇気を出して、まっすぐ生きます。今日の授業で、これからの人生を大きく変えてもらえました』


『何回か命の授業を受けたことがあったけれど。今までの授業とはちがった感じで、分かりやすいなと思いました。私は、命はなんで大切かと聞かれて、お金では買えないものと思いました。でもみんなそれぞれの考え方があって、いのちの授業に答えはなく、一人ひとりの考え方があっていいんだなと、あらためて思うことが出来ました』


『ぼくは、<いのちの授業>を受けて、一度限りの人生を大切にするためには、出会った家族や友達、この世界で困っていたりする人たちの命も大切にして生きることだと、心から引き出されました』


『困っている人、つらい過去がある人、私はそういうことがあった人が周りにいます。その子につらいことなどがフラッシュバックしてしまった時に、自分がどう行動できるのか、考えさせられました。若尾さんのおかげで、心が軽くなった気がしました。これからも、命が尽きるまで精いっぱい生きようと思いました』




如何でしょうか。

 今回もいつもの様に、授業の中で

ree

都度質問を投げかけ、生徒さん方が自ら考え、気づき、発言できるきっかけを作り続けました。多くの生徒さん方から発言があり、授業に参加して頂くことが出来ました。

 生徒さん方の真面目な姿勢には心打つものがありました。そして、生徒さん方の発言からは、生徒さん方が、既に命へのそれぞれの思いを心に内包している一人ひとりだという確信を、改めて持たせて頂くことが出来ました。

 

 生徒さん方一人ひとりの思いを今回も引き出すことが出来た授業となったことに対して、校長先生をはじめ、お支え頂いた教員の皆様方、そして生徒さん方には心から感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

















 
 
 

コメント


  • White Instagram Icon

Contact Us

Address

© Copyright 2018 by いのちの教室. Proudly created with Wix.com

Tel: 055-225-6550

Email:nrf25843@nifty.com

〒409-3865

山梨県中巨摩郡昭和町西条新田854

bottom of page