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執筆者の写真若尾

令和6年2月1日、双葉西小学校で、4年生に第一回目の「いのちの授業」を行ってきました。

更新日:2月17日

 山梨県甲斐市立双葉西小学校で、令和6年2月1日、「いのちの授業」行ってきました。双葉西小学校は、山梨県の中央部に位置する甲斐市の西部に位置し、150周年を迎える歴史と伝統のある学校でした。

 また、平成22年4月、文部科学省より「コミュニティ・スクールへの取組調査研究事業」の指定も受けております。

学校教育目標を

  知 よく考え判断できる子ども

  徳 思いやりと感動する心のある子ども

  体 じょうぶでがんばる子ども

に置き、

目指す学校像として、

  ・豊かで確かな学力をつける「学びがある」学校

  ・その子のよさを認め,伸ばす「仲間がいる」学校

  ・地域と互恵関係にある「地域とともにある」学校

  ・子どもの命を守る「安心・安全である」学校

とし、

 地域との連携を更に深め、行政とも連携しながら「地域とともにある学校」としての歩みを確かなものにしていこうとする学校でした。


 いつも通り、一方的な講演形式ではなく、生徒さん方と一緒に作っていく対話形式の授業を行いました。一人ひとりが自ら考え、気づき、発言する場を提供することで、生徒さん方が既に心に有している、命への素晴らしい思いを引き出す場としました。

 生徒さんは方には、「まず自身の心にある命への思いを引き出し、それに触れることで、自身の命の素晴らしさに気づき、真の自己肯定感を持ってほしい、その上で、多くの話や出来事に触れ、命への思いを深めていってほしい。初めから命について教えてほしいと他の人の話に望んでしまうと、せっかく一人一人が持っている命への思いを伏せてしまい、他の人の思いと入れ替えてしまい、自信が命への素晴らしい思いを持っていることに気づかずにいってしまいます。自分で考え、気づき、発言し、自身の素晴らしに触れてほしい」と、お話をし、授業を始めました。

 生徒さん方からは、数多くの発言がなされ、4年生とは思えないほどの思いが語られました。その思いを授業の後で綴ってくれた手紙が届きました。ご紹介させていただきます。

尚、手紙の掲載につきましては、学校様のご了解を頂いております。


『私は話を聞く前は、心はただ大切で、どんなところが、同大切なのか、なんて考えたことがありませんでした。でも、話を聞くたびに、人との出会いは、自分自身の成長に必要だということが分かりました』


『最初はただ単に命は生きるためにあるものと思っていたけど、今回授業をして、命は生きるためだけでなく、色々な出会い、命のリレーなどと、生きる意味があって生きているんだなと思いました』


『いのちの出会いでは、お母さんが頑張って産んでくれた。しかもお父さんも応援してくれた。でも、ぼくも頑張った。みんなが頑張って、ぼくが生まれた。だから、お母さんがくれた命をむだにしないように、大切にして、一つのものを失わないようにする』


『心の目とは、物を見るための目ではなく、大切なものを見るためにあるんだなあと思いました』


『僕は、自分の生きる意味がないと思っていました。けど、このじゅぎょうで、生きる価値を知り、前向きにがんばろうと思いました』


『私は、軽い気持ちで、死んでみたいと思っていました。ですが、私は死んだら、ごせんぞ様がつないでくれた命がすべてなくなってしまう。そう思いました。私にも生きる価値があるんだなぁ~と元気づけられました』


『口は人をきずつけるためにあるものじゃない。うれしいことを言うもの。手はぼう力に使うものじゃない。人を支えるもの。心の耳は、音や話を聞くものじゃない。心の声を聞くもの』


『私には、友達もいるし、家族もいるし、しあわせです。いじめの自殺、さつじんなどということは、私もかなしいです。だから、お母さん、お父さんからもらった大切な、大切な命がつかれるまで、せいいっぱい生きます』


『命のことについて、あまり考えていなかった、ぼくでも、命があって、ふつうに生きていることが幸せだというのが分かりました』


『心の目は人のきもちを見るものなのが分かりました。心の目はじっさいに、色々なものをつかっていても、心の目は見ることができないので、ふしぎだなと思いました』


『今まで、命は一つしかないとしか知らなかったけれど、今日、生命にはいろいろないみがあると知った』


『私は、いつも同じような生活をしていて、いやがらせをされたりする時もあって、何回も「もう死にたい」と思ったことがあります。ですが、「いのちの授業」を受けて、親がくろうして産んでくれたのに、かんたんに、手ばなすのはダメだと、今日気づけました。ありがとうございます』



 如何でしょうか、子ども達の心の中にあった、様々な命への思い、自分自身への思いが、語られてきました。子どもたちは、”一人ひとりが心に有している思いに、触れてみたい、気づいてみたい、自身の心を感じてみたい”、と、心の中で思っていることが見えてまいりました。このような気付きを頂いた子ども達に感謝いたします。









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