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執筆者の写真若尾

令和5年1月18日(水)、双葉西小学校で、「いのちの授業」を行ってきました。

更新日:2023年2月21日


 山梨県甲斐市の西部に位置する双葉西小学校で、4年生44名に、2回に分けて、「いのちの授業」を行ってきました。


学校教育目標を、

   知  よく考え判断できる子ども 

   徳  思いやりと感動する心のある子ども

   体  じょうぶでがんばる子ども

とし、

   ・豊かで確かな学力をつける「学びがある」学校

   ・その子のよさを認め、伸ばす「仲間がいる」学校

   ・地域と互恵関係にある「地域とともにある」学校

   ・子どもの命を守る「安心・安全である」学校

を目指す学校像として活動をされておりました。

 また、校内活動に加え、教員を含め、保護者や地域との信頼関係を気づきながら、学力だけでなく、地域との連携を含め、社会的意識の醸成にも力を傾けている学校でした。

 

 当授業の根幹であります、「命は知識と教えることはしない、言葉だけで伝えることはしない、頭で理解させようとしない」の三つの思いを持ちながら授業に臨みましたが、今回は、この根幹にある思いを、すでに生徒さん方が心の中で感じている場に触れることができたことで、私が改めて学ぶ場でもありました。

 命を初めから教えてもらおうとするのではなく、多くの生徒さんが、命への思いを、私との対話の中で自ら発言し、また、生徒さん方が、それぞれの思いを相互に受け止め合っている姿に触れることができました。そして、自分たちの心に内在している、「命への思い」にまず自分たちで触れ合い、その上で、当授業で触れたことを、これから自身の生活に活かしていこうとする姿勢を感じ取ることができました。 

 当授業の根幹にある三つの思いの重要性を、生徒さん方から改めて意識させていただきました。双葉西小学校の教職員の方々、そして生徒さん方に、心から感謝申し上げたいと思います。

 

授業に参加して頂いた生徒さん、保護者の方々からの手紙(一部)を紹介します。

 *掲載につきましては、学校側からのご了解を頂いております。

 

<生徒さん方からの手紙>

 「いのちの授業をするうちに、だんだん分かっていって、命のこととか意味が分かってい  

  ろんなことを考えさせられました。僕が分かったことは、当たり前は、とても大事で、

  命というのは自分の宝物で、なくてはならないせんぞからもらったものです」

 

 「いのちの授業は、とっても分かりやすかったです」


 「お話を聞いて、わかりやすく言っていたので、よくわかりました」

 

 「話を聞いて、私は、今学校にかよえていることが、しあわせだということがわかりまし 

  た。命の授業は、とても大切なことに気づかせてくれました」


 「お話を聞く前は、命はただ大切なだけかと、かんたんに思っていました。お話を聞いた

  ら、命のことをより深く知れました」


 「お話を聞く前は、命が大切なものだとしか思っていませんでした。しかし、お話を聞い

  て、命とは他のものに変えられない、かけがえのないものだとわかりました。・・・、

  これからも全力で生きていこうと思った」


 「お話を聞く前は、命のことはなにも考えたことがありませんでした。だけど、お話を聞

  いて、命とはとても大切で、生きている意味を表しているのだと思いました。


 「僕にとって、こんな話は、なかなか聞けないので、いいけいけんになりました。若尾さ

  んの話を聞く前は、「命は大切なもの」とだけ思っていましたが、若尾さんの話を聞い

  て、人によって命とはなにかということが、人それぞれ、ちがうということを若尾さん 

  の話を聞いて、初めて知りました」


 「ぼくは、お話を聞く前は、命を人に教えるものだと思いました。でも、お話を聞いて、

  僕は命を人に教えるものでもないと思いました。これからは命を大切に、大事にしてい

  いきたいと思いました」


 「私は、命って大事だな、と思っていたけれど、どうして大事なのかわかっていないし、

  考えてもいませんでした。今まで、いろんな体験をしました。・・・、いろいろな、い

  のちのべんきょうをしました。ですが。その中で、一番このじゅぎょうが、おくがふか

  かったと思います」


 「さいしょの、命はつたえるものじゃない、命は理かいさせようとするものじゃない、命

  は伝えるものじゃない」というのは、本当にそうだと思います。


 「学校が終わった後、家族で話し合いました」


 「いのちの授業で学んだ事は、命は一つしかないかけがえのなく、心のようなものだと

  いう事と、何事にも希望を持つことの2つの事を学びました」


<保護者の方々からの手紙>

 「命の学習、とてもためになりました。子どもたちにどう響いたのか気になります。命を

  大事に、これからしっかり生きてもらいたいと感じました」


 「授業を受けて、何を感じて、何を思ったなど、子供と一緒に話して、思ったことを書き

  ました。大きなテーマだとは思いますが、子供達にとっても、大きな気づきや、改めて

  考えるいい時間だったと思います」


 「今まで、私共親は、命の大切さについて一緒に考えるというよりは、命とはこうゆう

  ものだと、親の考えをおしつけていたかと思います。昨日の授業で本人に考えさせ、い

  ろいろと感じ、想う大切さをよく知ることができました。自宅でも沢山話ができまし 

  た。産まれてきてくれてありがとうと思った気持ち、いつまでも忘れてはいけないと、

  改めて感じました。私が一番勉強になったのではないでしょうか」




 様々な命に関する授業や講演、そしてイベント等は、子ども達、そして保護者の皆さんにとって大事な場となります。その中にあって、命について教え、伝え、理解させるのではなく、子ども達の心に内在する命への思いを引き出しながら、命の根幹により深く触れていただく場も、非常に重要な場となることを、手紙を拝見して、改めて思うことができました。

双葉西小学校には心から感謝申し上げます。



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